地球温暖化対策実行計画

大雪が予想されている空とは思えないような青空が広がった午前中。妙高山は山の向こうに雲がかかり、実に立体的に見えました。外輪山と中山が完全に別の山のように見えたのは、私は初めてでした。

今日は、第3次地域福祉計画と第4次環境基本計画、第2次地球温暖化対策実行計画という、いずれも大部の計画についての所管事務調査が行われました。

担当課が1年にわたって作成してきたこれら計画書は、それぞれ関係する審議会などでも審議され、ほぼ完成に近い形になって提示されます。今後は年明け早々にパブリックコメントが実施され、その後正式に確定する流れですが、議会としてはその前に担当委員会で「調査」という形で審議します。実際には全部で約2時間強の審議でしたから、深まる審議であったかどうかはいささか疑問です。提示されたのも数日前ですので、事前の読み込みもたいへんです。

内容にはたいへん興味深いものもありました。地球温暖化実行計画では、昨年私が指摘した目標値の低さが修正され、政府の目標よりも若干きつい目標になっています。ただ、それが確実に実現できる計画であるかどうかは、今後の実際に提示される事業の内容と予算付けにかかっていることも明らかになりました。

また、温室効果ガスを抜本的に減らすには、現在のやり方を加速するだけでなく、ここ上越を再エネの大生産基地にして大手電力会社の電力供給に頼らなくてもいい仕組みを作るなどのかなり思い切った踏み込みが必要だと思うのですが、そこまで踏み込む姿勢は感じられません。

いずれにしても、計画はあくまでも計画です。どう実行されるかをしっかりと見ていきたいと思います。