能登半島地震に際して申し入れや義援金贈呈など

能登半島地震に際しては、この間市民のみなさんの声を聞きながら、市に対して申し入れを行ってきました。

また、日本共産党が呼びかけている救援募金のうちから、上越市に対して義援金を贈呈するという活動も行ってきました。

それぞれを紹介します。

地震対策で2回目の申し入れ

 23日午後1時、日本共産党議員団は上越市防災危機管理部を通じて、中川市長宛に「能登半島地震に際しての申し入れ(第2次)」を提出しました。内容は、津波被害を受けた漁業者への支援、集落や町内会のコミュニティの場である神社やほこらなどの復旧への支援、災害ゴミの受け入れ場所までの運搬費の支援、一部損壊の家屋や付属建物への支援、すべての指定避難所の開設時の状況の総点検など14項目です。

 対応した市川重隆防災危機管理部長は、「市民生活を守るという意識で私達も同じ思い。これから支援施策の点検を行いながら改善すべきは改善したい」と語りました。

 なお、各要望項目については、私が市川部長に詳しく説明しました。特に、罹災証明を申請する際には被災者の気持ちに寄り添った丁寧な対応をしてほしいという点は、ある方から涙ながらに強く訴えられたことでもあり、市役所全体で意識を共有してほしいと訴えました。

申し入れ書はこちら

上越市に100万円の義援金

 日本共産党は、1日の能登半島地震にあたり、「2024年能登半島地震災害対策本部」を立ち上げ、被災地の党組織、国会・地方議員が要望の聞き取り、調査・救援活動に取り組んでいます。

 また、全国のみなさんに災害救援募金への協力を訴えています。お預かりした救援募金は、日本共産党の政治活動のための資金と区別し、全額を被災者救援、被災自治体への義援金に充てます。この募金は、全国で大きな反響を呼び、短期間のうちに多くの募金が寄せられています。

 多くの公共施設や道路などで被害を被った上越市も被災自治体の一つですので、日本共産党中央委員会から100万円の義援金が届けられることになり、15日に日本共産党議員団から中川市長に目録が手渡されました。

 受け取った中川市長は、「非常にありがたい。義援金は、直江津港や市道、ガス・水道などの復旧や修繕に使わせてもらいたい」と礼を述べました。その後の懇談では、「直江津港は、接岸部分については国の災害支援で手当できそうだが、埠頭部分は対象外であり、市の財政負担が生じる可能性がある。そのほか、道路の隆起や陥没など多くの被害がある」と、苦しい状況を率直に述べました。

 なお、災害ごみの無料引き取りに関しては、「(無料期間は2月5日までとはなっているが、)雪で埋もれているものもあり、春先まで今の取り扱いが必要と考えている」と述べ、柔軟に対応する姿勢を示しました。

地震被害に関し

市民生活支援について申し入れ

 日本共産党議員団は、1月8日午前10時に中川市長宛に「能登半島地震に際しての市民生活支援についての申入れ」を行いました。

 申し入れは、災害対策本部において、市川防災危機管理部長を通じて行い、「市民から多くの要望が寄せられている。これは当面寄せられたものを取り急ぎまとめたものであり、今後も補足しながら第二次以降の申し入れを行うことになるだろう」と伝えました。

申し入れ書はこちら

2024年1月1日能登半島地震

元日の夕方のおめでた気分が吹っ飛んでしまう大地震が起きました。

震源地の能登半島では、多くの犠牲者や大変な被害が生じています。

上越でも大きな被害が発生しました。

すぐに現場の確認に動くとともに、避難所の適切な運営なども確認しました。

地震で踏切をまたいだまま止まった電車と、多くの避難者が避難した指定避難所(城西中学校)の様子です。

茶屋ヶ原の土砂崩れ現場は、国道8号線を完全に塞ぎ、日本海岸の大動脈が断ち切られました。

津波に襲われた”なおえつ海水浴場”は、見る影もありません。

直江津市街では、道路の陥没なども、多数発生しました。

直江津港、佐渡汽船埠頭は、大きな亀裂や段差が生じています。

1月11日に発生した大島区板山の道路崩落も、この地震が原因ではないかと思われます。12日に崩落現場に駆けつけ、状況を確認しました。この道路は、新潟県道13号上越安塚柏崎線です。道路の約半分が崖下に崩落し、見るだけでも怖いような状態です。確認の最中にも包絡面の土が次々に崩れており、折からの雨で崩落の拡大が懸念されるような状態でした。この場所は、道路下の崖をコンクリートで補強していたようですが、その補強工もろとも崩落しています。

大島区の旭地区のみなさんにとっては、市内中心部に通ずる重要な道路であるだけに、一刻も早い復旧が求められます。

最後の写真は、道路管理の建設業者さんが1月2日に撮影した同じ現場です。崖中腹の岩が地震で動き、すでに崩落の前兆が現れているようです。