久しぶりの春日山城

久しぶりに春日山城に登ってきました。何年ぶりでしょうか。これまでは、本丸まで登ると高田や直江津の景色を眺めたり、いまだに水をたたえている井戸に感心したりしするだけで、城郭の全体をゆっくり散策する機会がありませんでしたので、今回はゆっくり見てきました。

写真左上の本丸のさらに奥に、写真右上の景勝屋敷跡があります。広い台地状になっている土地で、壮大な屋敷があったことが想像できました。

うっそうとした森に囲まれて、環境はこの上ないところですし、敵に攻められても容易に到達できないようなところですので最も安全なのかも知れませんが、ふもとから頂上の本丸まで登り、さらにその先にあるのですから、生活することを考えるとかなり不便ではなかったのでしょうか。

それに比べて、景虎屋敷は三の丸隣にあり、東側に開けた眺めの非常に良いところです。米倉なども配置されていたところだそうですが、こちらの方が住みやすかったのではないかなどと考えながら散策しました。

次回は春日山神社から西側の方にまわって、谷愛宕から林泉寺まで歩いてみようと思います。

なお、市ではこの春日山を観光の目玉にしようとしているようですが、なるほど観光資源としてのポテンシャルはかなり高いのではないかと思います。ただ、観光客など、市外からの交流人口を爆発的に増やすということになると、ことは簡単ではありません。それなりの投資も必要でしょうが、ほかのことをさておいて投資できるほど豊かではないことも確か。何に予算を使うかをしっかり考えていく必要があります。(2022.10.13)