なくそテ原発2023柏崎集会 小出先生の素晴らしい講演

今日、柏崎市で行われた「なくそテ原発2023柏崎集会」には、県内外から1000人を超える市民が集まって、「原発はすぐになくそう」という思いを新たにしました。

メインの講演は、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏。

私はこの日のために事前に氏の本を数冊読んでおいたのですが、その本の内容はどれもわかりやすく的確で、こうした本を書く方なら、講演もかなり素晴らしいのではないかと期待を胸に会場に向かいました。

そうして始まった講演、やはり期待に違わず素晴らしい講演でした。原発の仕組みそのものが核兵器の元になるプルトニウムの製造のためであることを、わかりやすく解明し、元々の燃料であるウランが石油や石炭に比べてもごくわずかしまない燃料であることや、原発のコストがとてつもなく高価であることなど、いかに原発の稼働がまちがっているのかを縦横に語りました。また、その大元になっている日本の原子力政策のあまりの愚かさが、しっかりと胸に落ちる講演でした。

語り口も柔らかく、聞いている人がちゃんと理解しているかに気を遣うような語り方で、あっという間の1時間でした。

終わった後感じたのは、このような方が一人ではなくたくさんおられれば、原発への正しい理解も大きく広まり、こんな日本、こんな福島にしなくても良かったのに、と言う思いでした。