被害の大きさに愕然

今日は、朝から金谷区各町内の町内会長さんのお宅を訪ねて、被害状況をお聞きし、今後の御用聞きをしてきました。

その後、茶屋ヶ原の国道8号線の土砂崩れ現場を視察してきました。

土砂崩れ現場は、想像以上のひどさです。写真のように、崩れた土砂は道路を乗り越えて海にまで達しています。

崖を見上げると、ほぼ垂直に切り立った崖が剥がれるように崩れ落ちています。そして、今後も次々に剥がれ落ちるのではないか、今回崩れた崖の両側もどんどん崩れ落ちるのではないかと思わざるを得ないような状況でした。まさに愕然とするような大災害です。

そこへちょうど国交省の係の職員がきましたので、今後の見通しを聞くと、「これから専門の大学の先生たちに見てもらい、その判断で対処する」とのこと。どのような判断になるのか、塑者の撤去はいつ頃になるのか、今後の崩落防止の工事はどれぐらいかかるのかなど、すべてのことはこれからです。どのように推移するのか、しっかりと見守っていきたいと思います。

 

この写真は崩落した崖を下から見上げたものです。この部分が剥がれ落ちたように崩落しています。崩落してもかなり切り立っていますので、まだまだ剥がれ落ちそうです。

加えて、この部分だけでなくその両側も、いつ崩落してもおかしくないような角度です。

崩れた土砂はまさに国道を一刀両断しています。現場のこちら側とあちら側は、ここでは全く連絡が取れません。

幸い、高速道路の名立谷浜ICへ上る道が迂回路になっており、かなり不便ですがなんとか連絡がつくようですし、高速道路もこの部分は無料で通行ができるようになっているようです。しかし、本来の道路が支障なく通れることが、暮らしを支えるためには必要です。一刻も早い復旧を求めていきたいと思います。

その後、直江津海水浴場の津波の被害状況を視察しました。

 

こちらも愕然とするようなひどさです。波の力の大きさは驚くばかりです。

ここに設置されていたのは、海水浴に合わせた仮小屋ですが、それにしてもとてつもない力で持ち上げ、動かし、たたきつけたというしかない状態です。

波打ち際にかろうじて残った建物も、このよに見る影もなく破壊されています。

この先も道路です。海岸の近くを通る走りやすい道路ですので、市民は結構利用していますが、見る影もなく砂や漂流物に埋もれてしまいました。

この海水浴場全体が、このように激しく破壊されています。それだけでなく、流木やゴミも散乱しています。13年前の釜石の現場を思い出しました。

ここだけでなく、津波の被害を受けたすべての海岸の一刻も早い復旧を祈るばかりです。