開通はもうすぐか

県の地震災害対策本部会議の資料によると、茶屋ヶ原の土砂崩れ現場は昼夜兼行の工事が進められており、数日中に開通するのではないかと思われます。

今日4日は、土砂の撤去と、土砂に押しつぶされた擁壁の撤去が行われた模様です。

この工事による通行止め区間は、図の通り必要最低限の区間に縮小されたようです。一昨日は、加賀町交差点から西側には入れないような形になっていましたので、現実を踏まえてかなり緩和されたのではないかと思います。

この区間は、名立谷浜インターチェンジの入口に向かう迂回路がありますので、大型車以外はなんとか通行できるようですが、茶屋ヶ原や吉浦の集落内を通ることになりますので、地元の人の迷惑にならないように安全を確認しながら通行してほしいものです。

土砂崩れは、交通が遮断されるという大きな災害ですが、直接の被害のなくても迂回路に当たっているところの住民にとってもいろいろな意味で災害ともいえます。このように、一つの災害はいろいろなところに影響を与えますが、そのことは自然との共生を追求すべき人類にとっては、常に意識しておかなくてはならないことではないかと思います。

バタフライエフェクトという概念がありますが、まさに自然界というのはバタフライエフェクトだらけのような気がします。それだけに、私達はほんのちょっとしたことであっても自然のあるがままの姿に影響を与えるようなことはできるだけ慎むことが必要であると思います。

その点、原発などは、自然界に対してほんのちょっとした影響どころかとてつもない大きな影響を与える存在です。人類の安全な生活と全く共存できないどころか、この地球の自然そのものを根本から壊してしまう存在でしょう。人類がこれからも生きていきたいと思うのであれば、一刻も早く完全になくすことが何よりも大事であることを、あらためて感じています。