妙高山の神々しさ

朝、登ったばかりの朝日に横から照らされている妙高山は、その山容がはっきりとわかり、神々しさすら感じます。

杉みき子さんが作詞した「妙高山に」という合唱曲がありますが、まさに”あなた”に語りかけたくなるような姿できりりとたっているのが、私たちにとっての妙高山ではないでしょうか。

私の生まれ育ったところからは同じように鳥海山が見え、その凜とした姿に毎日励まされていましたが、すでにわがふるさととなったこの地から見る妙高山にも、毎日励まされています。

いずれにしても、心のよりどころとなるような風景や景色などを自分なりにとらえることができると、それがまさにふるさとと言えるのではないでしょうか。

そのふるさとをどう守っていくのか。

今、私たちの目の前には、病院や医師看護師不足から年々住みにくくなっていること、原発事故の脅威に日々不安を募らせていること、地震などの災害の際の逃げ場があるのかということなど、このふるさとをどうしていくんだと、妙高山に鋭く問いつめられているのではないかという気もしています。